【賛否】”映画 「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ”は、アリか、ナシか

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おはようございます!こんにちは!こんばんは!初めまして!
はるまよです。

今回は、話題の映画『鬼滅の刃 上弦終結、そして刀鍛冶の里へ』観る上での注意点、そして、このやり方って、社会的にビジネス的にどうなんだろう?というところを考えていきたいと思います。

シンプルな感想や、映画館で観るべきかのチェックリストこちらの記事に書きましたので、
こちらもぜひチェックしてみてください!

【注意】この映画は続編ではなく、テレビアニメ版のおさらいと先出し!

まず、観る上での注意点。

この映画、実は続編ではなく、テレビアニメ「遊郭編」のおさらいと、4月から放送予定の「刀鍛冶編」の先出しなんです!!

知らなかった私はびっくりw

つまり、TVアニメなので「遊郭編」はAmazonPrimeなどのサブスクで観ることができるし、
「刀鍛冶編」はもう少し待てばTVで観ることができる。
ストーリーだけを知りたいなら、わざわざお金を払って、足を運ぶ必要はないわけです。

凄い企画ですよねw

『無限列車編』では映画→アニメ化現象、今回と逆のことが起きていた

ちなみに、前回の映画「無限列車編」では逆のことが起きていました
映画をぶつ切りにして、「遊郭編」が始まる前にアニメとして放送していたのです。

映画で放送したものを、映画としてではなく、アニメとしてテレビで放送するって、
凄くないですか??

もっとすごいのは、映画館で観たことがあるのにテレビでも見ることができてしまう、成立してしまうところ。
まさに、日本国内において歴代興行収入1位を記録した、ビックコンテンツだから成せる技、ですね。

『名探偵コナン』でも同じような企画があった

同じコンテンツを映画・TVで別々の作品として放送した近年の例でいうと、映画『名探偵コナン 緋色の不在証明』が思い当たります。

これは、新作映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』公開を記念して、新作映画のキーパーソンが出てくるTVアニメの重要回を集めて編集、映画として劇場公開したものでした。

名探偵コナンは重要回と通常回が入り乱れており、なかなか追っていくのが難しい且つ、
映画に選ばれた話は「重要回ですよ、今回の映画に関係ある話ですよ」と公式が宣言しているも同じこと。
重要回の総集編は、それなりに意味があったように感じます。

ただ、鬼滅の刃は言うなればすべて重要回。すべて本筋なわけです。
となると、事情は違ってくるのではないでしょうか。

【賛否】ぶっちゃけ、このやり方って、アリ?ナシ?

さて、ここからが本題です。
このやり方はビジネス的に社会的にアリなのか、ナシなのか、考えてみたいと思います。

アリ派、ナシ派の想定される意見を箇条書きにしてみます。太字が特に個人的に説得力があるなと思う項目です。

<アリ派>
・アニメーションの質が本当に高いので、TVアニメでやったものを映画館で観られるのはうれしい
・クローズアップされるタイミングが増えるので、その度にSNSなどで盛り上がり、みんなで一緒に楽しんでいる感・臨場感があって楽しい
・新しい作品が公開される前の段階でおさらいをする機会がメンションされるので有難い
・興行主がやっているということは、それなりに需要があり、ビジネスとして成立しているはずなので、特に反対することはない

<ナシ派>
・入場料を取って劇場公開するならば、映画館でしか見れないものを作るべき

・正直、そこまでしてお金儲けがしたいかと思ってしまう
・やり方が汚いように感じる
・同じ作品の話題ばかりが続いて飽き飽きする

【結論】アニメーターさんにお金が落ちるなら、アリでは!

結論、私の個人的な結論としては、「アリ」じゃないかなと思います!!理由は3つ。

1つ目の理由は、本当に本当にアニメーションが凄まじく素晴らしいからーーーーーー!!!!!!!!叫

感想にも書きましたが、この作品が本当に大好きで、妥協なく、ただただ良いものを作ろうとしているんだな、
という”気合い”をスクリーンいっぱいに感じることができる作品でした。

同じコンテンツでも、ぜんぜんTVアニメとは映画館で観ると別の体験として成立していました◎

次に、アニメーターさんにより多くのお金が落とせる可能性があるから。

アニメーターの方に対して、労力・スキルに見合う報酬が与えられていないというのは、有名な話。

そりゃあ膨大な製作費がかかっていようとも、本来はそれ以上にコストのかかるものなのではないか、
私たちは不当に安く観られていやしないか、
ちゃんとアニメーターさんたちに私の払ったチケット代は少しでも行き届いているのだろうか
そんな心配が頭をよぎります。

一観客が余計なお世話かもしれませんが、心配になるほど素晴らしかったんです、ハイ。

もしお金を払える機会がより多くあり、それがアニメーターさんに行き届くのならば、
全然良いのではないでしょうか。

3つ目は、今後の作品への投資に繋がる可能性があるから。

実は、映画「無限列車編」をぶつ切りにしたTVアニメ版の直前に、
全くのオリジナルストーリーが制作、放送されています。

ネット上では、映画「無限列車編」の興行収入が良かったからこそ、もしかしたら作る予定がなかったかもしれない、新しい作品の制作に繋がったのかもしれない、という声も聞かれました。

そう、私たちが払うチケット代は、この作品への投票
つまり、どれだけこの世界観を支持し、どれだけ次回作に期待しているかを制作側へ示す指標となるわけです。

当然、次回作の制作費にもなるでしょうから、より良い作品づくりにも繋がっていくと期待したいですね。

 

いかがでしたでしょうか?

同じコンテンツをTVアニメと劇場公開、二回も世に放つという、
もはや新しい映画・アニメの形と言っていいほど、凄いやり方ですが、
制作の方々が試行錯誤しながら、私たちの元へコンテンツを届けてくださっているからこそ、
エンターテインメントを楽しむことができる。

そのことに感謝をしつつ、コンテンツを味わっていくのが良いのではないでしょうか?

「こんな意見もあるよ!」「こんな感想を持ったよ!」などございましたら、
コメントもどしどしお待ちしています❣

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